
GAZE
2026.8.21 — 2026.9.19
BALC
大阪府 大阪市
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BALCでは、2026年8月21日(金)から9月19日(土)まで、橋本 唯瑶による個展「GAZE」を開催いたします。本展では、日常のなかでふと視線を留めてしまう身近なものを起点に制作された絵画作品を通して、作家が日常へ向けるまなざしと、それを絵画へと変換するプロセスを紹介します。 作家は、マーガリンの凹凸、ハンカチに並ぶ水玉模様、何気なく掛けられた針金ハンガーなど、普段なら通り過ぎてしまうものに目を向けます。見慣れた対象をしばらく見つめることで、色や形、質感がにわかに存在感を帯び、これまでとは異なる姿を見せはじめる。そのときに生まれる小さな引っかかりや、対象に固有のわずかな違和感、均衡を、作家は「ゆるい緊張感」として捉えています。 制作では、モチーフの細部を省き、拡大し、ときに単純化しながら、描写の密度を慎重に探ります。支持体には粒子の粗いジェッソをローラーで幾層にも重ね、その上から薄く溶いた絵具を繰り返し塗り重ねることで、筆致をほとんど残さない均質な画面をつくり出します。視線を特定の一点へ導くのではなく、画面全体を行き来するようなまなざしを促すことも、作品を特徴づける要素のひとつです。 近年はさらに、同じモチーフや構図を繰り返し描きながら、その一部にごくわずかな差異を加えた作品を並置しています。似た作品のあいだを視線が往復することで、それぞれの違いが少しずつ際立ち、私たち自身の「見る」という行為そのものがゆっくりと意識されていきます。 本展「GAZE」が示すのは、対象に特別な意味や物語を見出すための視線ではありません。見慣れたものの前でいったん立ち止まり、その形や色、質感をただ見つめること。意味を与える少し手前で日常をもう一度見つめることで、そこに潜んでいた新たな像や感覚が静かに立ち現れます。橋本 唯瑶が日常のなかに見出す「ゆるい緊張感」と、そこから広がる絵画のまなざしを、ぜひ会場にてご覧ください。
参加作家
- 橋本唯瑶
開催情報
- 開催期間
- 2026.8.21 — 2026.9.19
- 開館時間
- 11:00 〜 19:00
- 休館日
- 月曜日、日曜日日曜日は事前予約制
- 料金
- 無料
- 会場
- BALC
- 住所
- 大阪府大阪市西区土佐堀2-1-6TOSABORIIVY1F
- アクセス
- 京阪中之島線中之島駅6番出口より徒歩6分、大阪メトロ四つ橋線肥後橋駅より徒歩8分、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線淀屋橋駅より徒歩15分
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