
Fleshdance/肉踊・二
2026.8.20 — 2026.9.14
MIKKAL Gallery
東京都 世田谷区
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MIKKAL Galleryはこのたび、河野周平による個展「Fleshdance/肉踊・二」を開催いたします。本展は、昨冬に制作されたインスタレーション《Fleshdance》を起点に、身体、記憶、技術、核のあいだに結ばれた関係を、現在の社会状況のなかで組み替える試みです。《Fleshdance》において、河野は自身の身体を複写機で写し取り、アーカイブに残された被爆者の肖像、宇宙、神話、技術、記憶に関わる拾得画像やスクリーンショットと接続しました。コピー、コラージュ、赤い糸による脆いネットワークのなかで、個人的な身体の痕跡、歴史的証言、デジタル画像、惑星的時間は互いに触れ合いながら、一つの安定した物語への回収を拒みます。そこから核をめぐる問いは、深い時間、惑星的想像力、アーカイブの不安定さ、文化的記憶を継承する倫理的責任へと広がりました。 「Fleshdance/肉踊・二」は、前作において結ばれた関係の網目を、異なる場所と時間のなかで再び編み直す第二の運動です。英国と日本における社会的な空気の差異、日本国内で右傾化する言説空間、物価上昇と円安によって深まる経済的不安。英国を拠点に活動する河野にとって、こうした状況は抽象的な社会背景にとどまらず、日々の生活に浸透する現実です。本人が作品の直接的な主題として意図していない場合にも、それらは制作上の判断、移動の感覚、家族との距離、未来に対する想像のなかへ入り込み続けます。日本に暮らす河野の家族は、原子力発電所から遠くない地域で生活しています。そのため、原子力発電がもたらす利便性と危険、その判断を誰が担い、結果を誰が引き受けるのかという問題は、彼自身の生活から切り離すことができません。英国で核に関わる作品を制作するなかで、河野は次第に「核を扱うアーティスト」として限定的に理解されるようになりました。しかし、彼の関心は、ハイデガー以来の技術論にも連なる、技術が人間、身体、記憶、制度、環境の関係をいかに組織しているのかという、より広い問いに向けられています。原子力は、その問いが最も切迫した形で現れる一つの場です。理論は、既存の思考からの離脱を構想します。しかし、現実の身体は、経済、国家、歴史、エネルギー、制度といった複数の条件のなかに置かれ続けます。「Fleshdance/肉踊・二」は、理論が描く可能性と日常を規定する現実との摩擦を、私たちがすでに巻き込まれているコスモスの関係網として可視化します。技術とともに生きることの複雑さと、その関係をどのように引き受け、次の時間へ手渡すのかを問いかける本展を、ぜひご高覧ください。 [関連イベント] トークイベント 日時: 2026年8月24日 ※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。
参加作家
- 河野周平
開催情報
- 開催期間
- 2026.8.20 — 2026.9.14
- 開館時間
- 11:00 〜 18:00
- 休館日
- 火曜日、水曜日
- 料金
- 無料
- 会場
- MIKKAL Gallery
- 住所
- 東京都世田谷区上北沢4-13-12
- アクセス
- 京王線上北沢駅北口より徒歩2分
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