岩間有希 "Fulcrum"
開催前
- 展示ID
- NLjRQEexY3GS4kALyZNV
- 気になる件数
- 0件
- 開催期間
- 2026-08-01〜2026-08-11
- 開館時間
- 14:00 〜 21:00土曜日・日曜日・祝日は12:00〜19:00
- 休館日
- 月曜日、火曜日
- 料金
- 無料
- 会場
- DDD ART 苑・凪
- 都道府県
- 東京都
- 市区町村
- 世田谷区
- 住所
- 東京都世田谷区代沢4-41-2
- アクセス
- 小田急小田原線・京王井の頭線下北沢駅東口より徒歩12分
展示について
2026年8月1日より、現代美術家・岩間有希による個展「Fulcrum」を開催いたします。本展は、2025年に続くDDD ARTでの二度目の個展となります。 神奈川で生まれ育った岩間は、様々な土地からの影響を受けながら、幼少期より自然や、目には見えないが確かに存在するものとの対話などを、絵画として描き起こし、次第に油彩だけでなく、陶芸や大型作品へと表現領域を広げています。近年は、鉱物、珊瑚、土、陶片、木炭、果物、漆喰などを、各地で自ら採集し、粒子になるまで砕き、灰になるまで焚き上げるなど、生命の循環と大地の記憶を宿した素材を用いながら、独自の制作を展開しています。 本展のタイトル「Fulcrum」は、「支点」を意味します。かつて森羅万象と人間の結びつきを強めたのは、生きるための最も根源的なテクノロジー(エレメント)でした。例えば、地表から突き出た巨岩は「地球の骨」として畏れられ、道具となり、住まいとなり、ときには神々が降り立つ依り代ともなり、その圧倒的な存在は、人間を森羅万象へと開く祈りの中心でもありました。 岩間は、その感覚を現代に呼び戻そうとします。キャンバスを一つのフィールドとして捉え、自らの意志と、素材がもたらす偶然の現象とのあいだを往復しながら、生命の循環が織りなす痕跡を幾層にも重ねていきます。そこに現れる景色は、作家が世界を支配するものではなく、自然の理と人間とが共に立ち現れる事象そのものです。 会場に配置される作品は、天と地、内と外、見える世界と見えない世界を結ぶ「支点」として存在します。それはストーンヘンジや要石のように空間の均衡を保ち、展示全体をひとつの祈りの場へと変えていきます。 展示室全体を一つのインスタレーションとして巡る体験を通して、先人達が森羅万象との関係を誠実に生きた痕跡として紡いできたものを紐解き、私たちが忘れかけていた人間が本来持つ、”自らの内側に眠る根源的でひらかれた静かな祈り”を呼び覚ますことになるでしょう。 一昨年までの作品群は、幼少期より見つめていた世界との対話、自らの感覚や衝動をそのまま画面へと素直に定着させる行為でした。数多くの展示を重ねていくなかで、岩間は一つの到達点を迎えます。そして燃え尽きるような感覚の先で、「私は、この地球で何を表現したいのだろう」と自らに問いかけたことを皮切りに、自己の内側から、地球そのものへと意識が向かいます。 第一章が「自己宇宙(Self)」——自らの内なる世界を見つめ、その感覚を描き出す旅であったとすれば、第二章目は「地球の叡智(Earth)」——キャンバスを根源的な祈りの装置とし、表現を通してこの世の叡智と対話をすることを頼りに、後に振り返れば、本展「Fulcrum」は岩間有希の制作における第二章の現在として位置づけられるでしょう。
作家
- 岩間有希
タグ
- イラスト・絵画
- 立体
- 考古・歴史・民俗
- イベント
画像提供
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