足利樺崎寺と運慶 ―二体の大日如来像―

開催前
足利樺崎寺と運慶 ―二体の大日如来像―
展示ID
Og99AW8ctbGmW0vMp1Bi
気になる件数
0
開催期間
2026-10-24〜2026-12-20
開館時間
10:00 〜 17:3010月30日、11月20日、12月18日は20:00まで
休館日
月曜日、火曜日11月3日は開館 11月23日から11月24日は休館
料金
無料
会場
半蔵門ミュージアム
都道府県
東京都
市区町村
千代田区
住所
東京都千代田区一番町25
アクセス
東京メトロ半蔵門線半蔵門駅4番出口より徒歩1分、東京メトロ有楽町線麹町駅3番出口から徒歩7分、JR中央線・総武線四ツ谷駅麹町口より徒歩15分、東京メトロ丸ノ内線・南北線四谷駅3番出口より徒歩17分

展示について

現在、栃木県足利市樺崎町に寺跡を残す樺崎寺は、源姓足利氏の二代目で初期の鎌倉幕府内で有力だった足利義兼(?~1199)が鎌倉初期に造営した寺院で、やがて足利氏の氏寺鑁阿寺の奥院として機能しますが、近世にいたって荒廃し、多くの堂が廃されました。樺崎寺と鑁阿寺に関する古記録『鑁阿寺樺崎縁起幷仏事次第』(鑁阿寺文書)には、義兼にかかわる二体の大日如来像の存在が記述されているのが注目されます。 そのうちの一体は、樺崎寺の下御堂にあったという、建久4(1193)年の願文がある厨子にはいった三尺皆金色の金剛界大日如来像です。半蔵門ミュージアムで開館以来公開されている大日如来像(重要文化財)は、この記録にみえる像に該当する可能性があります。もう一体は、義兼が子息義氏(?~1254)の誕生に際して鑁阿寺開山理真に出会ったのちに造立したという、三尺七寸厨子にはいった「三十七尊形像」とともにある「金剛界大日」です。樺崎寺の義兼廟赤御堂の後身である樺崎八幡宮に伝えられた、足利市・光得寺所蔵の厨子入りの像(重要文化財)がこちらにあたるものとみられます。二体の大日如来像はいずれも、この四十年間ほどの研究によって、日本仏像史を代表する仏師運慶(?~1223)の作である可能性が高いものと位置づけられています。 今回の特別展は、この二体を中心に据えた、初めての企画です。運慶が二体の像を造ったと考えられるのは建久年間(1190~99)ですが、この時期の運慶は四十歳代。奈良・東大寺大仏殿の巨像製作や京都・東寺講堂の空海ゆかりの仏像群の再興などを経験したのもこの時期です。脂の乗り切った時期の運慶の作風や技法の展開を、二体の大日如来像から想像できるのは貴重です。運慶における像内納入品の意味など、ほかにも考えるべきことは少なくないでしょう。 鑁阿寺所蔵の重要文化財鑁阿寺文書から『鑁阿寺樺崎縁起幷仏事次第』のほかにも樺崎寺に関する重要史料類、樺崎寺に伝来した可能性のある光得寺所蔵地蔵菩薩像、また樺崎寺跡から出土した考古資料も、二像に合わせて展示し、日本中世史を代表する名族足利氏が造営した樺崎寺の実態についても、うかがうことのできる機会にしたいと思います。今回の特別展の開催にあたり、ご出品をいただいた各所蔵者、企画や本図録の編集・執筆にくわわっていただいた特別展実行委員会の皆様、そして共催をいただいた毎日新聞社はじめご協力・ご支援いただいた関係各位に深甚の謝意を表します。 [関連イベント] 1. 特別講演会 「発掘調査で解明された樺崎寺」 日時: 2026年11月7日14:00〜15:00 登壇者: 大澤伸啓(史跡足利学校研究員・学芸員、立正大学非常勤講師、日本庭園学会理事)(要事前申込み) 2. 特別講演会 「建久年間の運慶と樺崎寺」 日時: 2026年11月7日15:10〜16:10 登壇者: 山本勉(半蔵門ミュージアム館長)(要事前申込み) 3. 特別対談 「出会いとその後の四十年 二体の大日如来像と運慶」 日時: 2026年12月5日14:00〜15:30 登壇者: 山本勉(半蔵門ミュージアム館長)、大澤慶子(文星芸術大学美術学部美術学科教授)、山田美季(半蔵門ミュージアム主任学芸員)(要事前申込み) ※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

タグ

  • 立体
  • 考古・歴史・民俗

画像提供

レビュー

0件のレビュー

アプリでもっと楽しむ

お気に入り登録やレビュー投稿はCoMuseアプリをご利用ください。