
うつわ
2026-08-01〜2026-08-09
LADS GALLERY
大阪府 大阪市
概要
田川梨絵は写真を通し、身体、家族、血脈、死生観を見つめてきた。1999年、田川は一人の少女を撮り始める。その行為は自身の内側にある悲しみ、怒り、孤独、愛情といった整理しきれない感情を見つめるためのものだ。「ムキダシノココロ」「過呼吸」「アイシテル」へと続く初期作品では被写体は他者でありながら、作家自身の感情を映し返す存在として現れている。その後、田川の視線は個人の内面から都市という舞台へフィールドを広げる。「私の手の中に花を摘む」では、バンコク、東京、パリ、シンガポールなどの都市を歩き、それぞれの土地に漂う気配をとらえ自身の死生観をとどめた。個人的な感情は時間を経て、都市、身体、生命の思考へと広がっていく。 「うつわ」は、2013年に撮影された作品である。赤外線によって写し出された血管、皮膚、身体の表面。そこには、肉眼では捉えられない身体の像と、見る者と見られる者の関係が浮かび上がる。 ※2020年に個展が予定されていたこのシリーズは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言により中止となった その後、田川は「不可逆、そして摂理をのぞく」においても赤外線や新たに顕微鏡などを用い、身体や生命の構造、人間の視覚では捉えられないものへとさらに踏み込み、映像、レイヤー構造を用いた表現などを展開していく。母の死、血脈、時間、自然の摂理をめぐる問いは、より具体的なかたちで顕になる。今回の「うつわ」では「不可逆、そして摂理をのぞく」を経た後の視点を用い、2013年に撮影された約5000枚の再セレクト・再構成を行った。過去に撮影された像は現在の思考によってあらためて読み直される。母、妹、自己、血脈、生命。被写体の身体は感情や時間を受け止める「うつわ」として立ち上がる。本展では「うつわ」2013/2026 より21点の展示とインスタレーションを行う。
参加作家
- 田川梨絵
開催情報
- 開催期間
- 2026-08-01〜2026-08-09
- 開館時間
- 12:00 〜 19:00最終日は17:00まで
- 休館日
- 月曜日
- 料金
- 無料
会場・アクセス
- 会場
- LADS GALLERY
- 住所
- 大阪府大阪市中央区高麗橋4-8-5淀屋橋クリスビル(正亜ビル)1F
- アクセス
- 地下鉄御堂筋線淀屋橋駅9番出口より徒歩5分、地下鉄四つ橋線肥後橋駅5-A出口より徒歩5分
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