
複数の襞を接ぐ
2026.11.8 — 2026.11.15
COPYCENTER GALLERY (コピーセンターギャラリー)
東京都 板橋区
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この度、COPY CENTER GALLERYでは、川畑那奈による個展「複数の襞を接ぐ」を開催いたします。川畑は、アニメーションを主な手法として用いながら、トランス・スケールな身体を生み出す装置としての風景をテーマに制作を続けています。本展では、生物が共通で保有するチューブ状の身体をキーワードに、私たちの自己の境界線を揺るがすことを試みます。私たちは自身の身体を、完全な肉によって構成されたものとして捉える傾向にあります。「ヒトガタ」などは、私たちの思考が記号的な自己によって、無意識のうちに支配されていることを示しているはずです。しかし、私たちは肉の塊のように思える一方で、絶えず大量の他者を取り込み続けていることも事実です。例えば食事とは、何者かの身体の皮膜を破り、毀損することで、自らの身体の資源へと変化させる行為であるとも言えます。チューブを一生物の単なる生命維持装置ではなく、複数の存在を繋ぎ合わせる「場」として捉えなおしたとき、越境的な身体がそこに立ち上がってくるのではないでしょうか。 出展作品の一つである「地の内臓(2025)」では、地球のプレートの裂け目を人間の身体における口や肛門として捉えます。そのように考えたとき、複数のプレートにまたがるように位置する日本は、絶えず地球の呼吸や蠕動(ぜんどう)に晒され続けていると言えます。巨大な身体にとっての内臓、自然の中の人間というような日本的価値観を通じ、目の前の大地を私自身の身体として感じ取ること試みます。そして、新作の「複数の襞を接ぐ(2026)」では、身体というチューブを通過することで起こるのは、何者かの死や消失ではなく生死の反転であり、存在の一時的な折り畳みであると考えます。自己は、自らと世界の境界に生じる「摩擦」を通じて発生すると言います。では、臓器の界面で生じる摩擦に意識を向けたとしたら、どのような「私」が形成されるのでしょうか。チューブにおいて巻き起こる「何者か」→「わたし」という越境を、摩擦として感じ取ることは、私たちのヒトガタの自己に亀裂を入れるはずです。この機会にぜひご高覧ください。
参加作家
- 川畑那奈
開催情報
- 開催期間
- 2026.11.8 — 2026.11.15
- 開館時間
- 14:00 〜 20:00最終日は17:00まで
- 料金
- 公式サイトをご確認ください
- 会場
- COPYCENTER GALLERY (コピーセンターギャラリー)
- 住所
- 東京都板橋区板橋4-4-2ミクニビル1
- アクセス
- 都営三田線新板橋駅より徒歩1分、JR埼京線板橋駅西口より徒歩5分



