
それは常にAだったが、人はそれをB―あるいはCとさえ見ていた。
2026.9.25 — 2026.10.10
CLEAR GALLERY TOKYO
東京都 港区
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同じものを見ているのに、見えているものが違う。 美術館で隣に立っていた人が、まるで違う感想を口にして驚いた経験は、 どなたにもあるかと思います。けれどそれは絵の前でだけ起きることではありません。 同じ知らせを聞いて、片方は喜び、片方は身構える。 よかれと思って差し出した言葉が、なぜか刺さったものとして受け取られる。 同じ事実が、人の数だけ別の意味になる。 宮本英利菜はこの現象を「知覚と認識の非対称性」と呼び、制作の中心に据えてきました。 客観的な事実(A)は、受け手のバックグラウンドやラベリングという 認知のフレームを必ず一度通過し、その瞬間に別の文脈(B)へ、 ときにはCへと姿を変える。そしてこの変換は、意識して止めることができません。 本展の作品群は、その変換の仕組みを一枚ずつ取り出して見せる、 一種の説明書のようなものだと言えます。 説明書とは本来、対象の正しい使い方を教えるものですが、 宮本が描くのは対象の側ではなく、見る側の構造のほうです。 何が描かれているかではなく、それをあなたがどう受け取ってしまうか。 作品はそこに正解を示さず、変換が起きているという事実だけを、 静かに、しかし逃げ場なく提示します。 F100号の大作を中心に、新作を含む構成でご覧いただきます。 ぜひ実物の前に立ち、ご自身の中で何が起きるかを確かめにいらしてください。
参加作家
- 宮本英利菜
開催情報
- 開催期間
- 2026.9.25 — 2026.10.10
- 開館時間
- 12:00 〜 18:00
- 休館日
- 月曜日、日曜日、祝日
- 料金
- 公式サイトをご確認ください
- 会場
- CLEAR GALLERY TOKYO
- 住所
- 東京都港区六本木7-18-8岸田ビル2F
- アクセス
- 東京メトロ日比谷線六本木駅2番出口より徒歩2分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩8分
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