
食を楽しむ
2026.6.11 — 2026.11.3
武蔵野市立吉祥寺美術館
東京都 武蔵野市
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1953年12月に再渡仏してから、1981年10月にサンフランシスコに移住するまでの28年間、パリに居を構えていた浜口。あるインタビューで、長く住んでいた理由を尋ねられ「やはり料理がおいしいというのが大事な部分かな……」と答えています。そして、さくらんぼや西瓜、ぶどう、レモン、ざくろ、洋梨などの果物、ピーマン、アスパラガス、ういきょう、白菜などの野菜をテーマにした作品についての創作の真意を問われた場合は、「食いしん坊だから、食うものばっかり(描く)」と答えることがあるのだと、ユーモアたっぷりに続けています。本展では、カラーメゾチントの手法で制作された、主に“果物”を描いた作品を展示。暗い背景から静かに浮かび上がる美しい果実は、不思議にどれもみずみずしく、果汁や芳香さえも感じさせます。 一方、イラストレーター・永沢まこと(1936-2022)が軽快なスケッチ・スタイルで描いた旅の風景からは、“食”の楽しみが伝わって来ます。自身が確立した、カフェやレストランで目の前の食事をそのままペン描きする手法は多くの人を魅了しました。今回は、1991年の春から秋にかけて数か月、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の足跡を辿った永沢が1992年に描いた《夜のカフェ》をはじめ、イタリアの港町ポルトヴェーネレやスペインのセヴィリア、8年間住んでいたニューヨークの街並み、昭和の東京の繁華街、調布の深大寺、吉祥寺の旧「いせや」店先などを通して、“食”が息づかせる旅や暮らしの風景をご覧いただきます。 浜口は「フランス人は食べものに全く目がない」と述べつつも、「健啖家」であることを自称する程、自身も“食”を楽しむことに長けていました。永沢もまた、自宅に親しい友人を呼んでもてなし、ワインを酌み交わすひとときを大事にしていました。ふたりの作品を通して、“食”の楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。
参加作家
- 浜口陽三
- 永沢まこと
開催情報
- 開催期間
- 2026.6.11 — 2026.11.3
- 開館時間
- 10:00 〜 19:30
- 休館日
- 水曜日7月9日、7月14日~24日、9月7日~18日は休館
- 料金
- 一般・高校生・中学生 100円、小学生以下・65歳以上・障害者手帳提示 無料
- 会場
- 武蔵野市立吉祥寺美術館
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16FFビル7階
- アクセス
- JR中央線・総武線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩3分
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