アプリで楽しむ
《ニュース》 1969/2008年 OKI microline 590N 24ピンプリンター(テーブル上でニュースフィードを印字)、ロール紙 Photo: Ellen Page Wilson
開催予定

ハンス・ハーケ:インフォメーション・フロー

2027.2.6 — 2027.5.16

東京都現代美術館

東京都 江東区

気になる展示の保存や鑑賞記録、レビュー投稿はアプリで。

アプリで記録する

概要

現代美術という実践を、社会を形作るシステムと関係性への批判的な問いかけへと変革したハンス・ハーケ。本展はそのアジアにおける初の大規模回顧展です。1936年、ドイツ・ケルンに生まれたハーケは、1960年代のニューヨークでコンセプチュアル・アートの展開に重要な役割を果たしました。環境的プロセス、政治権力・経済的利害・文化制度を芸術に持ち込み、それらが相互に作用するメカニズムを明らかにする仕事は、その後の現代美術の流れに大きな影響を与えてきました。本展では、初期の自然現象や生命システムをめぐる探究から、政治的・経済的権力や美術制度への鋭い検証まで、その60年以上にわたる実践を包括的に紹介し、制度批判の展開における彼の先駆的な位置を明らかにします。あらゆるものが結びつき、情報によって動かされる現代社会において、ハーケの実践はますます切実な意味を帯びています。これらの作品が一堂に会する本展は、権力の作用を明らかにし、揺さぶるハーケの芸術が、今日なお持つ意義を鮮やかに浮かび上がらせます。 相互に結びついたシステムのネットワークとして世界をイメージし、人間を取り巻く諸制度や構造をアートを通して批判的に検証する作品を展開してきたハーケは、完成された形態よりもプロセスを可視化し、観客の参加を促したり、生物や植物、自然現象、社会に流通するイメージを作品のなかに持ち込んだりすることで、従来の芸術実践の概念を拡張するとともに、現代美術を形づくることになるさまざまな実験的アプローチを先取りしてきました。 本展は、当時カッセル美術大学の学生であったハーケが、会場監視員および作品設営スタッフとして働いていたドクメンタ2(1959)で撮影した写真から始まります。作品だけでなく、鑑賞者やスタッフ、展示設営の様子、その他の展覧会運営の諸側面を捉えたこれら最初期の写真には、美術を支え、存続させる社会的・制度的システムに対する彼の関心が、すでに表れています。続いて物理的・自然的現象に取り組んだ初期作品から、不動産業や産業、政治権力を含む資本主義システムの構造と矛盾を告発する後年のインスタレーションまで、作品相互のつながりを示しながら、緩やかな年代順に展開します。 また本展では、ドイツ連邦議会のために制作され、現在も継続している参加型作品《DER BEVÖLKERUNG(住民へ)》のドキュメンテーションと、その展開をたどるアーカイブ資料で紹介します。2000年に設置されたこの庭は、ほとんど人の手を加えずに植物を自由に生育させるもので、議員たちがそれぞれの選挙区から土を持ち寄ることによって、今も絶えず変化し続けています。さらに、継続的な作品群として展開され、来館者の回答を社会調査の一形態として収集する、ハーケの《来場者投票》シリーズの新たな東京版も展示します。ハーケは1970年の東京ビエンナーレ「人間と物質」展に参加しましたが、それ以降、日本で作品が紹介される機会は数えるほどしかありませんでした。本展は、60年以上にわたる作品を一堂に集め、その実践の幅広さと多様性を日本で初めて包括的に紹介するものです。

参加作家

  • ハンス・ハーケ

開催情報

開催期間
2027.2.6 — 2027.5.16
開館時間
10:00 〜 18:00
休館日
月曜日3月22日、5月3日は開館 3月23日、5月6日は休館
料金
公式サイトをご確認ください
会場
東京都現代美術館
住所
東京都江東区三好4-1-1
アクセス
東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩9分、都営地下鉄大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩13分、東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩15分

タグ

  • 立体
すべて見る
CoMuse

CoMuse App

アプリで展示体験をもっと豊かに

お気に入り登録やレビュー投稿など、すべての機能をアプリでお楽しみいただけます。