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開催予定

自己破壊芸術展

2026.10.2 — 2026.10.18

NEORT++(ネオルトツー)

東京都 中央区

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概要

この度、NEORT++はグループ展「自己破壊芸術展」を開催いたします。創造というプロセスはしばしば、新しさを生み出すこと、形を与えること、存在を増やすこととして語られてきました。反対に破壊は、生産の逆、価値の減少、損失として位置づけられます。そこでは創造は肯定的な力であり、破壊は否定的な作用として理解されます。しかし、生物や生態系のプロセスには、死や破壊がシステム全体を成立させる不可欠な要素として組み込まれています。芸術においてもまた、破壊は既存の形式や価値を解体し、新たな表現を生み出す契機となってきました。この視点に立てば、創造と破壊は単純な対立項ではなく、互いに絡み合いながら進行するひとつの時間的なプロセスとして捉えることができます。「自己破壊芸術展」は、破壊を否定的な終焉ではなく、創造と等価なプロセスとして捉え直す展覧会です。作品が自ら崩壊する瞬間、物質は保存される対象ではなく、変化し続ける出来事として現れます。作品は完成へと向かうのではなく、不可逆に変質し、異なる状態へと移行し続けます。その意味で本展は、作品を静的な完成物としてではなく、時間と変化を内包する「場」として提示する試みでもあります。 本展の背景にあるのが、グスタフ・メッツガーが1959年に提唱した「自己破壊芸術(Auto-Destructive Art)」です。ナチス・ドイツの迫害を逃れてイギリスへ渡ったメッツガーは、戦後社会における核兵器や大量生産、資本主義と技術の発展がもたらす破壊的な力に向き合い、作品そのものが時間とともに消滅していく芸術を構想しました。そこでは破壊は作品の外から偶発的に訪れるものではありません。腐食や解体、消失といった変化が作品の構造そのものにあらかじめ組み込まれ、その進行こそが作品となります。メッツガーにとって自己破壊は、社会が内包する「自己破壊的傾向」を芸術の内部で作動させることで、その構造を露呈させるための方法でもありました。 本展は、この自己破壊芸術の考え方を、現代の分散型計算環境において捉え直そうとするものです。ブロックチェーン上では、作品は固定された物体として存在するだけではなく、コードとして実行され、トランザクションとして記録され、状態を変化させながら存続することができます。ある操作を一度実行すれば元の状態へ戻せないことや、時間の経過とともに条件が変化すること、さらにはプログラム自身に消失や変質の条件を組み込むことも可能です。つまり、メッツガーが物質に対して導入した「自ら変化し、最終的には失われていく作品」という構造を、計算そのものの性質として実装することができます。 本展では、こうした分散型計算環境の条件を単なる技術的背景として扱うのではなく、芸術の形式そのものを再考する契機として位置づけます。物質的な永続性に依存しない構造、不可逆な時間の蓄積、実行され続けるプロセスとしての作品。そして、作品自身の内部に組み込まれた変化や消失の条件。メッツガーが半世紀以上前に提示した自己破壊芸術を出発点として、創造と破壊が計算環境のなかでどのように結びつき、新たな芸術の形式を生み出しうるのか。参加作家それぞれの実践を通して、その可能性を探求します。

参加作家

  • 荒川零一
  • exonemo
  • 久保田晃弘
  • 0xDEAFBEEF
  • 0xfff
  • Toshi
  • Jonah Brucker-Cohen

開催情報

開催期間
2026.10.2 — 2026.10.18
開館時間
14:00 〜 19:00
休館日
月曜日、火曜日、祝日
料金
公式サイトをご確認ください
会場
NEORT++(ネオルトツー)
住所
東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14maruka3F
アクセス
JR総武本線馬喰町駅C4出口より徒歩3分、都営浅草線浅草橋駅A2出口より徒歩4分、JR総武線浅草橋駅東口より徒歩5分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩8分

タグ

  • 映像

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