
Uprooting_根は移ろいゆく
2026.9.18 — 2026.9.21
Three Space Tokyo
東京都 台東区
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「Uprooting(根は移ろいゆく)」は、場所や文化、環境のあいだを移動するなかで、それぞれ異なるかたちで根を離れ、新たな場所へ移る経験をしてきた4名のアーティスト、陳倩怡、林家音、劉彦孜、ロニー・カルフィオルによる展覧会である。本展では、慣れ親しんだ環境を離れることが、「家」や記憶、言語、そして帰属の感覚との関係をどのように変えていくのかを見つめる。 「Uprooting」は本来、植物を育ってきた土壌から引き抜き、新たな場所へ移す行為を指す。もとの土壌から離れた植物は、見知らぬ環境に適応し、新たな根を張り始めるまでのあいだ、不安定な状態に置かれる。アーティストたちはこの過程を、自らの移動の経験を考えるための手がかりとしている。何を置き去りにし、何を新たな環境へ持ち込み、そして帰属の感覚が時間とともにどのように変化し、育まれていくのか。ここでの「Uprooting」は、喪失やディスプレイスメントの経験にとどまらず、新たな場所で適応し、変化し、成長していく過程としても捉えられる。 陳倩怡は、祖母のマレーシアへの移住と結びついた熱帯植物を中心とする映像作品《Makan Angin》(2025)を展示する。熱帯植物と断片的な家族の記憶を通して、世代を越えて受け継がれる移動の歴史をたどる。林家音は、発酵によって生まれる素材「SCOBY(スコビー)」による19枚の不規則なパネルからなる《Between Utterances》(2025)を展示する。皮膚のように幾重にも重なる表面には、「あ」や「え」といった小さな音の痕跡が刻まれ、人と環境のあいだを移動するなかで変化していく言語を探る。劉彦孜は、ウランガラス、銀製カトラリー、古い家具、ブラックライト、映像を組み合わせたインスタレーション《New home… New heaven…》(2025)を発表する。空間には光を放つイチジクコバチが現れ、見慣れた生活用品を見慣れない環境へと変容させながら、ある場所がどのように「家」となっていくのかを問いかける。 ロニー・カルフィオルは、自身が喪失を経験した時期に記録した日本の空の衛星画像をもとにした、銀色の3Dプリントによる彫刻と映像投影《Storm Journal (Himawari)》(2025)を発表する。18のグリッドに並ぶ嵐の雲は、移り変わる空と感情の記録を形づくる。作品はThree Space Tokyoの3つのフロアに展開される。林と劉は展示空間に応答する新たなインスタレーションを制作し、4名それぞれが経験してきた異なる「Uprooting」のあり方を、ひとつの共有された空間へと重ね合わせる。
参加作家
- 陳倩怡
- 林家音
- 劉彦孜
- ロニー・カルフィオル
開催情報
- 開催期間
- 2026.9.18 — 2026.9.21
- 開館時間
- 12:00 〜 18:00
- 料金
- 公式サイトをご確認ください
- 会場
- Three Space Tokyo
- 住所
- 東京都台東区浅草橋3-6-6
- アクセス
- JR総武線・都営浅草線浅草橋駅A4出口より徒歩6分
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