
Echoes of a Vanishing World
2026.10.17 — 2026.12.5
ユミコチバアソシエイツ
東京都 中央区
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移転後最初の展覧会は、アメリカ在住アーティスト、アラン・ソンフィストの個展となります。ソンフィストは、60年代から活躍するエコロジカル・アートおよび環境アートの先駆者であり、ランド・アートを自然保護のための社会運動へと発展させ、公共的責任の領域へと拡大させた作家です。ソンフィストを最も知らしめたのは、「タイムランドスケープ」という作品です。ラガーディア・プレイスとウェストヒューストン・ストリートの北東の角にあるこの作品は、マンハッタンがもともとは古代森林であったが、都市として開発を進めて行くに従い、その土地にあった自然の川や植生していた樹木や森は取り除かれ、外来の樹木や植物に取って代わられて人工的な自然となったことを知り、そこに在ったであろう森を取り戻そうと、1965年から1978年にかけて、NY市長や専門家、地域住民と協議を重ね、古来から自生していた植物を用いて森を復元したものです。25’×40’の森は、その後も地元住民によって保護されており、森が現状のまま維持されるようニューヨーク市公園局によって管理をされています。 ソンフィストは、「風景が歴史的記憶を持っている」と語ります。彼の作品が他のランドアーティストと異なる点は、制作の場として都市に焦点を当てていることです。自然に作品を持ち込むのではなく、芸術を通して環境を保護し、自然を回復させて共存することこそが、ソンフィストが目指していることに他なりません。ソンフィストのこの態度は、人類史としてだけでなく、生物学的、地質学的歴史からしても非常に重要なものであり、まさに現在、私たちが直面している問題に関わっています。アラン・ソンフィストにとって、今回の個展が日本で初めての展覧会となります。ぜひこの機会に足をお運びください。 またこのたび、Yumiko Chiba Associatesでは、新たなシリーズ「VERBS」をスタートします。本企画は、ゲストキュレーターを迎え、所属作家に限定せず、年に一度、企画 ・ 展開するものです。本シリーズのコンセプターとして、また初回ゲストキュレーターとして、山本浩貴氏をお迎えします。「VERBS」は、「動詞(verb)」から由来しています。その語源であるラテン語の「verbum」が文字通り「言葉(word)」を意味することからもわかるように、私たちが世界のなかで何らかの意思を表明したり、自分自身のスタンスを可視化したり、他人とコミュニケーションしたりするために必須の基本的な所作につけられた名前です。本企画では、毎回ひとつの動詞をテーマとして設定し、1〜3名のアーティストの作品を通じて、その動詞について考え、議論する場を作ります。それは、ジェンダーやエコロジー、資本主義など、現代社会における切迫したトピックについて探求することにもつながることでしょう。また並行して、芸術的/批評的な議論の活動拠点となるプログラム「アルスクーリア(ArsCuria)」も、「六本木アルスクーリア(Roppongi Ars Curia)」から「東日本橋アルスクーリア(Higashi-nihombashi ArsCuria)」として継続して行います。さらに、2011年より「批評をアーカイヴする」というコンセプトのもと編纂された研究冊子『クリティカル・アーカイヴ』をはじめとする、一連の出版物刊行も継続していきます。
参加作家
- アラン・ソンフィスト
開催情報
- 開催期間
- 2026.10.17 — 2026.12.5
- 開館時間
- 12:00 〜 19:00
- 休館日
- 月曜日、日曜日、祝日
- 料金
- 公式サイトをご確認ください
- 会場
- ユミコチバアソシエイツ
- 住所
- 東京都中央区東日本橋2-22-1クロスシー東日本橋ビル1F
- アクセス
- 都営浅草線東日本橋駅B3出口より徒歩4分、JR総武本線馬喰町駅5番出口より徒歩6分、都営新宿線馬喰横山駅A4出口より徒歩7分



