
Kunst = Kapital²
2026.9.24 — 2026.10.24
Walls Tokyo
東京都 台東区
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リッツ・モネはバーリ(イタリア)生まれ。現在はウィーンを拠点に活動。ヴェネツィア建築大学(IUAV)で学び、視覚芸術の学士号を取得した後、修士課程でヴィジュアル・コミュニケーションを専攻した。彼の芸術的実践は、文化的な摩擦やモニュメント、権力の象徴を考察するための手段として、イメージがどのように生み出されるかに焦点を当てている。とりわけ、現代史および20世紀後半の歴史に関心を持ち、歴史的なイデオロギーの拡大と危機を主なテーマとしている。ヨーロッパを中心に活動するリッツ・モネだが、これまでにトーキョーワンダーサイト(現在のトーキョーアーツアンドスペース)、加計美術館での展示、ギャラリーやアートスペースでの個展など、日本でも発表を続けてきた。 WALLS TOKYOでは初の個展となる本展では、「Kunst = Kapital2」と題し、芸術と資本の関係を提示する。このタイトルは、リッツ・モネの新しい作品シリーズを示すものであると同時に、ドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイスによる「Kunst =Kapital(芸術=資本)」という言葉へのオマージュでもある。ボイスの「Kunst =Kapital」とは、「人間の創造性こそが社会を動かす真の原動力である」という考え方である。リッツ・モネの《Kunst = Kapital2》は、2026年に制作を始めた新しい作品シリーズのタイトルであり、この作品の核となる思想は、「芸術家も、紙幣を発行する中央銀行と同じように、何もないところから価値を生み出す能力を持っている」というものである。 「一枚の単なる紙が、芸術作品にも紙幣にもなり得る。そしてどちらも、それを「生み出す」制度やシステムによって正当性を与えられることで、経済的価値を生み出すことができるようになる。」(リッツ・モネ) このシリーズでは、紙幣に描かれた美術作品の一部を拡大し、紙の上にカラーボールペンを用いて細部まで緻密に再構成する。色鉛筆ではなく、ボールペンを使用している理由は二つある。一つは、ボールペンがオフィスや公的書類と一般的に結びついた道具であり、官僚的・行政的な世界を想起させること。もう一つは、リッツ・モネが自分自身を画家だとは考えていないため、主として絵を描くためではなく文字を書くために作られた、専門的ではない描画道具をあえて使うことで、作品のコンセプチュアルな性質を強調したいと考えたためである。本展では、新しい千円札に使われている葛飾北斎の《神奈川沖浪裏》の一部を再現した《Kunst = Kapital2 (Katsushika Hokusai)》を発表する。なお、本展に合わせて、リッツ・モネのこれまでの作品をまとめた作品集『RytsMonet: Selected Works 2011~2025』を刊行いたします。展覧会とあわせて、作家のこれまでの歩みと多様な実践をご覧いただけましたら幸いです。
参加作家
- リッツ・モネ
開催情報
- 開催期間
- 2026.9.24 — 2026.10.24
- 開館時間
- 12:00 〜 19:00
- 休館日
- 月曜日、火曜日、日曜日
- 料金
- 無料
- 会場
- Walls Tokyo
- 住所
- 東京都台東区谷中6-2-41
- アクセス
- 東京メトロ千代田線根津駅1番出口より徒歩10分、JR常磐線・山手線・京浜東北線日暮里駅より徒歩10分
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