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Andrew Cranston No title as of yet 2026 oil on canvas 133.7×208.8cm Photo by Modern Art © Andrew Cranston
開催予定

Birds, beasts, and flowers

2026.11.6 — 2026.11.22

両足院

京都府 京都市

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概要

この秋、両足院ではスコットランドのグラスゴーを拠点にするアーティスト、アンドリュー・クランストンによるアジア初となる展覧会を開催いたします。本展はクランストンの所属ギャラリーである、エディンバラのIngleby(イングルビー)とロンドンのModern Art(モダン・アート)によって企画されました。今回クランストンが展示するのは、Birds, beasts and flowers(鳥、獣、花)と題された一連の絵画作品で、このタイトルは1923年に初版が刊行されたD・H・ロレンスの詩集に由来します。クランストンは19歳の時、夜間の英語クラスでこの詩集に出逢いました。「彼の詩は感情のあり方や思考の多様性を開放し、また客観と主観を自由に行き来する方法を示してくれました。特に私が惹かれたのはその観察的な姿勢です。目に映るもの、心に思い浮かぶことを記録しながら、あちらこちらへ思考を巡らせていく。それは推敲されていないようで、詩的な装飾もなく、ふぞろいで、堂々巡りをしながら、同じことを繰り返すこともあります」と説明します。 ロレンスの詩はそれぞれが独立した作品でありながら、全体を通して読むことで自然界に存在する他者性についての哲学的な思索へと導きます。クランストンの絵画もこの詩に共通する要素があり、一点一点は独立していながらにして緩やかなつながりを持ち、それぞれの物語が交錯し、溶け合うことでひとつの大きな物語を紡ぎ出しているかのようです。今回展示される作品は650年以上にわたる両足院の⻑い歴史や神秘的な趣をたたえる建築空間と呼応しながら、部屋ごとに異なるスケールを探求するサイトスペシフィックな試みとして構成されます。儀式や坐禅が行われる「方丈」、かつて僧侶たちの書斎として使われ、庭園の池や小径を望む「大書院」、そして庭園の向こう側に佇むふたつの小さな茶室「臨池亭」と「水月亭」。それぞれの空間の特徴を活かしたインスタレーションが展開されます。 クランストンの絵画は彼自身の個人的な経験に深く根ざしています。ふと目にした光景、その瞬間に感じたこと、記憶に残る出来事などが絵画として描かれる過程で取捨選択され、脚色され、ときには完全に消し去られていきます。ある作品に登場したモチーフが別の作品にも登場することがあり、見る者にどこか親しみやすさをもたらします。それは単純な描写というよりは、描かれた対象についての感覚そのものが鑑賞者に共有されているかのような印象を生み出しますが、その親しみやすさには常にどこか不可思議なものが潜んでおり、見慣れたものが思いがけない角度から捉え直されています。美術評論家のベン・ルークはクランストンの絵画作品について「美術史や映画、詩、テレビシリーズに由来するイメージやアイデアは作品制作の主題として、あるいはタイトルにさりげなく引用されることもあります。そのため、彼の創作活動は時間や歴史と深く結びついています。それは過去の出来事や経験を想起させながら現在における解釈をさせ、作品に用いられる素材や制作手法そのものにも表れています」と解説します。秋も深まる季節、さまざまな文化的背景が両足院の禅の環境にて豊かに響き合う展覧会、ぜひご高覧いただけましたら幸いです。

参加作家

  • アンドリュー・クランストン

開催情報

開催期間
2026.11.6 — 2026.11.22
開館時間
13:00 〜 17:00
料金
公式サイトをご確認ください
会場
両足院
住所
京都府京都市東山区大和小松町591
アクセス
京阪線祇園四条駅1番出口より徒歩7分、阪急線京都河原町駅1B出口より徒歩10分

タグ

  • イラスト・絵画
  • 立体
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